時給はどう決まり、どこまで上げられるのでしょうか。
部門ごとの仕事の違い、夕方などの加給の考え方、等級と試験の通り道、従業員割引は通常10%という具体、身だしなみの現行ルール、良いお店の見きわめ方、月収の暗算方法までを一つにまとめました。
お店による差が出やすい点は確認の手順も書いています。今日から行動に移しやすい形を意識しています。
マルエツの仕事内容とパートの役割
どの部門を選ぶかで覚える内容や体力の使い方が変わります。自分に合う部門を選ぶことにより、早く慣れて評価も安定しやすくなります。
レジはセミセルフやフルセルフのお店があり、操作案内と精算前後のサポートが中心という特徴があります。
鮮魚は加工センターからパックが届くお店が多く、店内加工は一部に限られる場合があり、未経験でも入りやすいという声があります。
グロサリー(一般食品)は台車での品出しと前出しが中心で、同じ動きをコツコツ積み上げる仕事が好きな人に向いているといえます。
青果や惣菜はカットや製造の作業がありますが、手順がマニュアル化されているため、段階的に覚えやすいという特徴があります。
研修は動画学習とOJT(現場での実地研修)、教育センターの3つを使う形が紹介されており、未経験でも立ち上がりを進めやすいと考えられます。
部門ごとの仕事イメージ
下の一覧は、部門ごとの仕事イメージを並べたものです。自分の得意や生活リズムと重ねて見てみてください。
| 部門 | 主な仕事 | 体力の使い方 | 向いている人の例 |
|---|---|---|---|
| レジ | セミセルフやフルセルフの操作案内と精算支援 | 立ち仕事が中心 | 接客が苦にならない |
| グロサリー | 品出し・前出し・売場整理・台車移動 | 動き続けるが重さは台車で分散 | コツコツ作業が好き |
| 鮮魚 | パック品の陳列・簡単な加工・発注補助 | 早朝シフトが入りやすい | 朝型で集中して働きたい |
| 青果 | カット・パック・陳列・お客さま対応 | 立ち仕事と軽作業のバランス | 会話や提案が好き |
| 惣菜 | マニュアル通りの製造と陳列 | 同じ手順をていねいに繰り返す | 手順通りに進めるのが得意 |
上の情報をもとに、まずは「入り口として慣れやすいか」「夕方など希望時間と合うか」を決めていくと、早めに評価が安定しやすいと考えられます。
パート時給の仕組み
時給はおおまかに4つの軸で決まります。
- 地域、水準の違い
- 時間帯加給
- 部門ごとの差
- 役割や等級の違い
口コミには、夕方以降の加給で「17時以降は時給1,400円だった」というお店の声があり、時間帯の選び方が収入に直結するケースがあるとわかります。
一方、初任の基準時給は最低賃金や採用状況、部門の人員バランスの影響を受けやすいという特徴があります。
面接で確認したいポイント
下の一覧に、面接や配属前に確認しておきたいポイントをまとめました。数分でたずねられる内容ばかりです。
| 観点 | 具体例 | 面接で聞くと良いこと |
|---|---|---|
| 地域差 | 都市部はやや高めになりやすい | 基準時給と直近の見直し時期 |
| 時間帯加給 | 夕方や土日に加給が付くお店がある | 何時からいくら上がるか |
| 部門差 | レジと生鮮で水準が違うことがある | 部門別の時給と異動時の再設定 |
| 最低賃金 | 改定に合わせて全員の時給を調整する運用がある | いつ反映されるかと反映の方法 |
| 役割や等級 | リーダー手当や等級アップの加算 | 条件と評価のタイミング |
シフトは週1日や1日2時間から相談できると紹介されています。夕方や土日に寄せられるなら、同じ時間でも実入りを増やせる可能性があります。
無理のない範囲で、生活リズムと加給が重なる時間の枠を確保しておくとよいでしょう。
昇給の進み方と等級制度
昇給は2つのルートが見られます。年に一度などの定期見直しと、等級アップによる加算です。
口コミには「年に一度昇給します」という声や、「昇格試験や技能試験に連動して上がる」という声が並んでいます。
一方で「パートは基本的に昇給がない」といった投稿もあり、お店や時期で運用が異なることがうかがえます。
面接では、評価の周期、等級の要件、合格した場合に何円ほど上がるのかを合わせて聞くと具体像がつかみやすくなります。
最低賃金が上がる時期は、全員の時給を合わせて見直す運用が入りやすく、既存スタッフと新規採用の時給が一時的に近づいたり逆転したりするという投稿も見られます。
このような短期の動きは起こりうるため、等級アップなど中期の伸びを見据えて準備を続けるとよいでしょう。
準備のしかた
準備のしかたはシンプルです。動画教材とOJT、教育センターの内容を組み合わせ、レジ操作や商品知識、安全衛生などの基礎を繰り返す方法です。
さらに、部門横断で助け合う体制が紹介されているため、隣の部門の基本作業を一つずつ覚えて応援できるようにしておくと、評価の幅が広がると考えられます。
2025年の賃上げはどうだったか
春闘は、労働組合が春に賃金や労働条件の改善を話し合う取り組みのことです。2025年は小売各社でパート時給の引き上げが続きました。
発表によると、マルエツ労働組合はパート時給94.74円、増加率7.57%で妥結しています。制度昇給3.17円と引き上げ91.57円の組み合わせという内訳です。
参考として、ヤオコーは109.8円で9.51%、いなげやは79.1円で6.73%が示されています。
他社との比較
比較しやすいよう数値を並べました。数字の大小だけでなく、制度昇給と引き上げの組み合わせを見ると、会社ごとの考え方が見えてきます。
| 企業 | パート時給アップ額 | 増加率 | 内訳 |
|---|---|---|---|
| マルエツ | 94.74円 | 7.57% | 制度昇給3.17円と引き上げ91.57円 |
| ヤオコー | 109.8円 | 9.51% | 制度昇給23.4円と引き上げ86.4円 |
| いなげや | 79.1円 | 6.73% | 制度昇給4.8円と引き上げ74.3円 |
この年のようにベースが上がるタイミングでは、等級アップと合わせて収入が伸びやすくなります。
評価面談の予定を春闘や最低賃金の時期と重ねておくと、話を進めやすい場面が増えると考えられます。
福利厚生と働きやすさのポイント
続けやすさは時給アップの土台になります。従業員割引は「マルエツカード」を使うと通常10%、日曜日は15%という案内があり、日用品の出費を抑えやすくなります。
レジャー施設などの優待も触れられており、余暇の費用を下げやすい面があります。
シフトは週1日や1日2時間から相談しやすい運用が紹介され、当日の体調不良などにはマネジャーが交代要員を手配する流れが書かれています。
クレーム対応は、サービスカウンターのベテランや社員へ内線でつなぐ手順があるため、ひとりで抱え込みにくいと言えます。
身だしなみは2024年6月に自由度が上がり、髪色やピアス、ネイル、服装の選択肢が広がったという話が紹介されています。生鮮部門には衛生上のルールが一部残る点は覚えておきたいところです。
また、就業年齢は70歳までという説明があり、シニアクルーは週20時間未満の規則に触れられています。
制度や運用のまとめ
| 制度や運用 | 内容 |
|---|---|
| 従業員割引 | 通常10%、日曜15% |
| レジャー優待 | 各種チケットの割引 |
| 研修 | 動画学習とOJTと教育センター |
| シフト柔軟 | 週1や1日2時間から相談、当日の交代も調整 |
| クレーム支援 | 内線でベテランや社員につなぐ |
| 身だしなみ | 2024年6月に自由度が拡大 |
制度を知っておくと、続けやすさが上がり、評価も積み上げやすくなります。
昇給につながる実践ステップ
ここからは行動編です。先に全体の流れを短く説明し、そのあとで項目を並べます。最初は一つからで大丈夫です。
まず、研修と試験の準備を計画に入れます。動画教材とOJT、教育センターの内容を一週間ごとに振り返るだけでも基礎が固まりやすくなります。
次に、部門横断の応援があるお店では、隣の部門の基本作業を一つ身につけます。応援の回数が増えるほど評価の場面で語れる内容も増えます。
時間帯は夕方や土日に寄せると、同じ時間でも収入を押し上げられる可能性があります。
最後に、成果を数字や写真で残しておくと、面談で説明しやすくなります。
- ①研修の計画を一枚にまとめる: 週ごとの学習項目を決め、レジ操作や商品知識、安全衛生を繰り返します。
- ②隣の部門の基本作業を一つ覚える: 前出し、品出し、簡単な加工など。応援できる場面を増やします。
- ③夕方や土日にシフトを寄せる: 加給のある時間に働くことで、短時間でも実入りを増やせます。
- ④成果を残す: ミス削減率や売場のビフォーアフター写真、担当場所の品切れ減少など、数字と証拠を集めます。
- ⑤タイミングを合わせる: 春闘や最低賃金改定の直後は時給の見直しが入りやすいので、その時期に役割の相談を入れます。
一気に全部ではなく、できそうなところから始めるのが続けやすいと考えられます。
良い店舗の見極め方
募集や面接の場面で、いくつかの質問をしておくと雰囲気がつかみやすくなります。下に例を並べます。答えが具体的かどうかが目安になります。
- 研修の進め方はどうなっていますか: 初日から一週間の予定、教育センターの利用の有無をたずねます。
- 加給と評価の説明はそろっていますか: 何時からいくら、評価は年に何回か、等級に上がる条件は何かを確認します。
- 応援の体制はありますか: 部門横断で助け合う仕組みがあると、欠員時でも仕事が回りやすいです。
- 当日の欠勤が必要になったときの流れは: 誰に連絡し、どう交代を探すかを聞いておくと安心です。
- クレーム対応はどう連携しますか: サービスカウンターや社員に内線でつなぐ手順があれば負担が軽くなります。
答えが具体的で矛盾が少ないほど、現場の運用が整っている可能性が高いと考えられます。
まとめ
以上をもとに、等級の準備と加給の活用、そして日々の小さな実績づくりを重ねていくことで、時給を上げる道筋が見えてくると考えられます。
制度はお店で違いが出る場合があるため、面接や入社後のタイミングで具体的にたずねることをおすすめします。
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